仕事や家事、勉強に、遊び…。
その日の時間の使い方について、こんな悩みを抱えていませんか?
時間が足りなくて、
- やるべきことが終わらない
- 趣味の時間がとれない
- 勉強の時間がとれない
- 睡眠の時間がとれない
これらの悩みは、あなたに限らず、現代人の多くが慢性的に抱えているそうです。
直近の仕事に追われるあまり、
・「家族や友人との時間」
・「ひとり、自分自身と向き合う時間」
も取れず、ずるずると毎日を過ごしてしまうのです。
筆者は、メンタリストDaiGoさんの著書『超集中力』に出会い、
・「環境のせいにして済ませない」
・「日々の自分の行動を変える」
・「行動を変えて、心も整える」
ということを学びました。
この記事では、
単純な本の要約に留まらず、それ以外の参考になった書籍の内容もミックスしつつ、
「□□をやったら、〇〇だった(〇〇に感じた)」といった体験談・アドバイスも含めて記述していきます。
参考になればうれしいです!
1. あなたは今日、”集中”できていただろうか?
![](https://thankslog.com/wp-content/uploads/2022/03/man-597178_1920-edited.jpg)
「集中しろ!」「集中できない!」とは言いますが、
この”集中する”って、そもそもどんな状態だと思いますか?
辞書で調べてみると、
『一か所ないしはごく限られた範囲に集まること』
『意識を特定の物事に傾けること』
とあります。
例えば「歩きスマホ」なら、
・歩くこと(周辺注意、ルート思考)→ 〇%
・スマホ操作(アプリケーション、考え事)→ △%
と振り分ける動作ですね。
「歩くこと」も「スマホ操作」も、
どんなに上手くやろうとしても、合わせてMAX100%ですから、
どちらの作業も”集中しきれていない(100%でない)”と言えます。
ただ、ここでの大事なポイントは、
「振り分ける事(=マルチタスク)が悪いこと」ではなく、
『本当に大切な物事に集中できていないこと』が問題なのです。
2. 終わらない仕事の終わらせ方
![](https://thankslog.com/wp-content/uploads/2022/03/garbage-3259455_1920-edited.jpg)
極意1. そもそも積み上げすぎない
「ToDoリスト」って使ったことありますか?
その日にやらなければならないタスクを箇条書きにして、
終わったものから線を引いて消していく――
仕事のやり忘れ防止になるし、何より(ゲームなんかでよくある)
”ミッションを達成していく快感”が何とも心地いい
…ですが!
この「依頼されるたびに増えていくミッションノート」こそが
僕たちの時間を蝕んでいるものの一つでもあるのです。
- 一日のタスクのMAXを決めておく
あるいは、
- ToDoを作成する時間を決めて、追加はしない
といったルールの工夫が必要です。
極意2. アイビーリーメソッド
先述の工夫されたToDoリストを組んだうえで、『超集中力』では、
「一つのタスクを完了するまで、次のものに手を出さない」
という、アイビーリーメソッドを提案しています。
シンプルですが、結構勇気のいる作戦だとは思いませんか?
だって、最悪「一日で一つの事しか終わらない」可能性があるのですから…。
アイビーリーメソッドの発案者である
アイビー・リー(企業コンサルタント)は、
この可能性に対して、こんなことを言っています。
「結果的に1つや2つしかできなかったとしても気にしてはいけません。
あなたはその日に一番大切だと思っていた仕事を済ませたのですから」
このことから、優先させる項目の選択が
とても重要であることが分かりますね。
「これさえ出来れば…!」という ”あなたの仕事” は見えていますか?
極意3. ワーキングワーキングメモリを意識する
とはいえ、「今日からToDoの厳選をするぞ!」と張り切って出社したものの、
あなたに仕事をもってくる同僚や上司は変わりません。
・断ることへの不安
・やるかやらないかの判断にかかるストレス
は、計り知れないものがあるでしょう。
そこで、そういったメンタル面での良法を紹介します!
これもシンプルで、
「少しでも不安や苛立ち、悩みを感じたら、紙に書きだす」
というものです。
名だたるビジネス書やカウンセリングでも提案されるメタ認知法です。
僕たちは何か不安や苛立ち、ちょっとした悩みが頭に浮かんでも、
我慢して(あるいは認識せずに)スルーしてしまいがちです。
そういうすくい取られなかった感情の灰汁(あく)が、
積もり積もって、あなたを”保守的”で”退屈”な人間に変えてしまうのです。
「自分は今、不満を感じている」
→「何に不満を感じているのか」
→「どうなれば満足するのか」
といった具合に、自分自身と対話しながらセルフケアしていきます。
![](https://thankslog.com/wp-content/uploads/2022/03/image-edited-1.png)
誰かに見せるものではないので、
マインドブロックを外して、思うままに・好きなように書いてみましょう!
極意4. マクドナルド創業者の最強睡眠法
ここまでで、僕たちの集中力が、不安やストレスといった
”メンタル側の影響” を受けるということは、ご理解いただけたでしょうか。
そこで、次に検討すべきは「睡眠」。
より良い睡眠さえ確保できていれば、これまでで覚えたメソッドを毎日、安定的に実施できます。
さて、ここで、”特殊な”参考書籍をご紹介します。
マクドナルドの創業者、レイ・クロックの自伝本『成功はゴミ箱の中に』です。
・・・
「特殊」と銘打ったのは、このレイクロックという人物、実は
僕にとって「反面教師としてとても参考になる人物」なのです(笑)
上司との確執、家族との疎遠、裏切りに合いながら、
それでも前進しようと、
極限まで睡眠時間を削り、
毎日を判断と激昂で過ごす――。
とてつもなくパワフルな人物です。
だからこその魅力に、優秀な幹部が集まり、
今のマクドナルドの繁栄がある。
といった内容の一冊。
・・・
そんな、不安やストレスの真っ只中にいた”成功前”のレイクロック。
それでも、仕事中は
「一度に一つの事にしか悩まない」
「ずるずると引きずらない」
と決めていたそうです。
それを実現させていた睡眠法が、次のようなものです。
① 頭の中に黒板をイメージ
(緊急の案件や悩みが)② 手に持った黒板消しで、黒板をきれいにする
③ しばらくすると、また何かが書き込まれるので、
④ 大きくなる前に、同様にきれいにする
⑤ 身体をパーツずつリラックスさせる
(頭、首、肩…と、下がっていく)
3. あなたにとって「本当に大切なもの」を最優先しよう
![](https://thankslog.com/wp-content/uploads/2022/03/eye-4997724_1920-edited.png)
極意5. そのこと ”だけ” を考える時間を作ろう
余分な仕事を断る重要性は、1~3で解説した通りです。
しかし、実際一番肝心なことは、その手順よりも”前”、
「優先すべき、本当に大切なもの(こと)はなにか」でしょう。
これが分かっていないと、どれだけ仕事が早く終わっても
充実感のある人生には届きません。
もしも、それが定まっていないなら、
とにかく、
そのこと “だけ” を考える時間を作る
ということをやってみてください。
- ご飯を食べ “ながら” でもなく、
- 通勤 / 退勤し “ながら” でもなく、
- お風呂に入り ”ながら” でもなく、
そのこと “だけ” を考える時間を作る
です。
「集中することを決めること」に、まず集中しましょう。
極意6. 「小さく、長く」取り組もう
あなたの「本当に大切なもの(こと)」は、もしかしたら
直ぐに達成できないようなものかも知れません。
そういう時は、結果を焦らず、細かくステップを分けて
取り組むことをお勧めします。
「毎日、〇分(〇時間)だけ集中する」と決めておけば、
一日一日の小さな進捗を喜び、楽しんで継続できます。
極意7. 習慣化すれば、”努力”はいらない
趣味であれ勉強であれ、継続には”努力”や”根性” よりも
徹底されたプログラム(習慣)の力が、非常に強力です。
「課題をやるのを忘れた」
→「次から気を付けよう」
という反省パターンでは、きっとまた繰り返すでしょう。
この「課題のやり忘れ」には、必ず、
論理的な要因があります。たとえば、
- その日だけは、観たいYoutube配信を優先させた
- その日は漫画の発売日で「先に」と読んでしまった
- ふらっと立ち寄ったカフェで、別の作業を始めた
- 旧友と出くわして、思わず近くのファミレスに
あるいは、
- もともと課題をやる習慣がなかった
のかもしれません。
スティーブ・ジョブズのように、
「着る服まで、毎日固定して過ごせ!」
とは言いませんが、
例えば、手帳やスマホのメモアプリで
- 毎日〇〇時には帰宅して、課題をやる
- 帰り道では、
- SNSを見ない
- いつもの道を使う
- コンビニには行かない
- 課題を終わらせるまでスマホは見ない
- 電話がかかってきた時:出る
- 友人からのLINE:一旦無視
- 彼女からのLINE:すぐ確認
などと、自分流のルールを作ってみましょう。
一旦、それでやってみて、また例外が出てきたら
「〇〇の場合は、こうする」と追加・修正していきます。
そうして、何度も繰り返すうち、
あなたのライフスタイルに最適化された習慣が出来上がっていくのです。
是非、やってみてください!
4. 最後に. 『選ぶ』勇気を持とう!
![](https://thankslog.com/wp-content/uploads/2022/03/path-4610699_1920-edited.jpg)
いまは、SNSやYoutubeなどから、
多くの人がたくさんの情報を獲得できる時代です。
中には、
「これからの時代、○○できない奴はダメ」
「これを知らないと、将来絶対に損します」
と、僕たちの不安を煽り、行動を起こさせようとするものも
(詐欺とかデマでなくとも)散見されます。
でも、これらの発信をやめさせることはできません。
僕たち受信側に出来るのは、情報を『選ぶ』ということです。
選ばれなかった情報で損しようが、馬鹿にされようが、
今日紹介した方法で、
あなたが「これだ」というものを選び、
あなたなりのペースで歩めているなら、
これ以上の「成功」はない
と思います。
人間死ぬまでは、”生きている” わけですから、失敗したらまた『選び』なおせばいい。
と、筆者は考えています。
僕とあなたの「成功」は異なれど、一緒に頑張りましょう!
ここまで読んでいただき、有難うございました。
5. 参考
今回、参考にした書籍は以下のものです。著者ならびに出版社、
流通、販売と、僕の元へ届けてくれたすべての方々に、感謝いたします。
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